『狐ノ嫁入リ』

 

坊ちゃん嬢ちゃん寄っておいで

美味しい飴持っておいでよ 脳が溶けるのもご愛嬌

雨降って固まって 華も咲いたよ

君の人生 望むはどんな色?

 

てえへんだ 底辺なんてバッテンを貼られちゃって

あんたがた頭めでてぇな 愛でておくれよ お疲れ様ですドーモ(あっ、どうも)

トーヘンボクの増援がこう押し寄せてはてえへんだ

踊る阿呆よどけよ早よ 何処よ何処よ現世の僕らの英雄

天神 雷 鬼の涙に テンション上げりゃ お茶の子歳々

ごっつぁん 負け無し 虎の威を借り 祭囃子に乗っちゃって

 

一生誕生祝って踊って こっちおいで 寄っておいでって

良いよ酒呑んでも 控えねぇ

だって僕が死んで逝ったって色は変わらん世

ならば通りゃんせ 自分の人生を

 

血相変えて処世の腕 磨いて即身仏 嗚呼

舞い散る桜に 嗚咽を吐き出して いざ宴を

 

世知なんて辛くないぜ

酔って踊っておいでますが 蛇や化物でも 構わんぜ

だって今回僕はこの浮世の主人公

お手を拝借で 騒げもう一丁